寺井町の内科・消化器内科・内視鏡内科・肝臓内科クリニック

コラム的な記事一覧

04.腸内細菌 今回は腸内細菌の話です。 お腹が張ったり、便秘気味であったりすることの原因の一つに腸内環境の乱れがあります。腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌と3種類あります。日和見菌は善玉菌が多ければその味方をしますし、悪玉菌が多ければそちらにつきます。 つまり善玉菌の割合を増やすと日和見菌も善玉菌側に味方して、腸内環境が整うことになりますね。 善玉菌をサポートする食材・・・何となく予想がつき...

03.朝起きがけの1杯 前回のコラムで便を形作る要素は食物繊維、水分、腸内細菌であると書きました。 今回はこの水分の話です。 朝おきがけに水をコップ1杯飲む。これだけで便秘がよくなる患者さんがいます。 寝ている間に失った水分を補充する意味もありますが、朝起きがけに水を胃に入れることによって胃から大腸を刺激する反射が起こります。その結果大腸が動き出し、便意を感じる。これが朝の快便につながりますね。 ...

02.食物繊維 食物繊維をとると良い便になる・・・という話をよく聞きます。ある意味で正しく、ある意味で誤った受け取り方につながります。 便というものは腸で吸収できなかった食物繊維や水分、腸内細菌から形作られます。食べたキノコが便にそのまま入っているということがありますよね。つまりこの食物繊維が多ければ、水分が多ければ、より良い腸内細菌があれば良い便が作られます。 食物繊維には水溶性食物繊維=便の水...

01.便秘とは 便秘とは・・・。ガイドラインでは週に2回以下の排便回数、など回数での規定もありますね。ですが実際には3日に1度でも排便があってすっきりとしていればとくに治療の必要はありません。 毎日便が出ても出しにくかったり、固くてひっかかったりするのは便秘です。逆に回数は少なくともつるんと出てすっきりとした生活を遅れれば便秘としなくてよいのです。 よい排便には便の固さと、腸の動きが大事です。あま...

論文に載せていただきました 私は2010年から7年間福井県立病院に在籍しました。北陸の中でも(勤務形態が)ハードな病院です。心身共に疲労が溜まりやすい病院でしたが、県内の医療機関の中でもいわゆる最後の砦となる病院でしたのでやりがいも大きい病院でした。 そこで多くの患者さんや多くの疾患、先進治療、覚悟など様々なものを学びました。当時の上司であった青柳先生、波佐谷先生が全国での学会発表や論文発表も重ん...

大腸の病気は無症状でも大きなものが潜んでいることがあります。。4月から当クリニックで胃カメラ・大腸カメラが始まり3か月が過ぎました。日頃から症状がなくとも定期的な検査をお勧めしていますが…。健診での便潜血の検査でひっかかった割と若い患者様の話です。特に自覚症状はなく見た目も健康そのものです。私は痔出血かしらといった感じで検査を進めました。大腸内視鏡の写真は通常は↓のようにトンネル状の臓器が写るわけ...

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