よくあるご質問
Q1.胃カメラではどのような病気がわかりますか?
上部消化管内視鏡検査、いわゆる胃カメラは、胃がん、食道がん、十二指腸がんといった悪性腫瘍などの他に胃潰瘍や十二指腸潰瘍、急性胃炎、慢性胃炎、胃ポリープ、十二指腸ポリープ、逆流性食道炎といった良性疾患の診断・検査に有効です。
一度内視鏡検査をすることでピロリ菌のいそうな胃かどうかの判断がある程度つきます。ピロリ菌感染が疑われる場合は血清検査や呼気試験での感染診断を行います。
Q2.大腸カメラ検査ではどのような病気がわかりますか?
大腸カメラ検査では大腸ポリープ、大腸炎、大腸がん、大腸憩室などを診断することができます。特に大腸がんは発生してから大きな腫瘤に進行するのは数年かかり、早期に発見できれば完全治癒の可能性が大きくなります。
Q3.大腸がん検診で陽性と診断されたときにはどうしたら良いですか?
大腸カメラ検査などの精査が必要です。精密検査で約2-5%の方にがんが見つかると報告されております。早めに専門医を受診されることをお勧めします。
Q4.内視鏡検査は苦しくないですか?
当院では鎮静剤を併用した苦しくない内視鏡検査を実施します(意識下鎮静法)。鎮静剤には緊張を和らげ苦痛を軽減させる作用があり、半分眠ったような状態での検査となります。さらに患者様の苦痛が少ないと、観察に時間をかけ、病気の発見率が高まるというメリットもあります。
Q5.ポリープ切除は痛くないのですか?
腸の内側(粘膜)には神経がありませんのでポリープを切除する時に痛みを感じることは通常ございません。
Q6.ピロリ菌とは何ですか?
正式名称はヘリコバクターピロリ菌、胃粘膜に感染するらせん状の細菌です。感染した人すべてではありませんが、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などを引き起こします。また、胃がんやリンパ腫の原因にもなります。
当院ではピロリ菌検査及びピロリ菌除菌治療を行っています。
Q7.便秘はくせになりますか?
センナ系と呼ばれる刺激性下剤で効果の強いものを頻用している場合にはいわゆる『くせ』になります。同じ量を内服していても徐々に薬の効果が減少してくることが多いです。
当院では『慢性便秘症診療ガイドライン2017』に沿って『くせ』になりにくい便秘診療を行っております。お気軽にご相談ください。