02.食物繊維
食物繊維をとると良い便になる・・・という話をよく聞きます。ある意味で正しく、ある意味で誤った受け取り方につながります。
便というものは腸で吸収できなかった食物繊維や水分、腸内細菌から形作られます。食べたキノコが便にそのまま入っているということがありますよね。つまりこの食物繊維が多ければ、水分が多ければ、より良い腸内細菌があれば良い便が作られます。
食物繊維には水溶性食物繊維=便の水分を増やすものと、不溶性食物繊維=便の量を増やし腸の動きを促進するものとがあります。便が硬くて困っている人は水溶性の食物繊維を多く摂れば便が柔らかくなりますね。反対にいわゆる不消化便のような水っぽい便の人は不溶性の食物繊維を摂ると良い便になります。
便秘気味の人が不溶性の食物繊維を多く摂ると、便のかさが増えお腹が張ってしまって便秘が良くならないといったことがあるのはそういうことです。つまり食物繊維を多く摂るにも、便の性状に合った性質の食物繊維を選ぶ必要があります。
不溶性の食物繊維を多く含む食べ物・・・ごぼうやさつまいも、レタスなど 野菜や穀物や豆類
水溶性の食物繊維を多く含む食べ物・・・りんごやこんにゃく、昆布やワカメなど フルーツや海藻類
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