2020年の胃がん検診が始まります
胃がん検診は可能な期間が決まっていて、終了間際の1月には予約が多くなります。当院でも昨年の1月ではお断りすることも多かったので今年はなるべく前倒しでご予定くださいね。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で胃がん検診自体を中止している市町村も多いですね。能美市でも感染が蔓延してくればいつ中止になるかわかりません。今年は早め早めのの行動がおすすめですね。
能美市では10月1日から胃がん検診が始まります。当院では胃がん検診(カメラ)、前立腺がん検診(採血)、ABC検診(採血)に対応しています。
期間 2020年10月1日(木)~2021年1月31日(日)
持物 がん検診の受診券(市から郵送)
予約 終了際など採血できない時間帯などもあり
ますので事前に電話で確認がお勧めです
胃がん検診はWEB予約も可能です。
当院での胃カメラの工夫に関しては➡こちらへ。
当院でできるのは胃カメラによる胃がん検診です。バリウムでは見つけにくいような小さなものも発見できます。能美市では昨年から胃カメラでの胃がん検診は2年毎となりました。今年カメラを受けた方は来年はバリウムしかできない(胃カメラでのがん検診は受けれない)ということです(再来年は受けれます)。
2年間隔での胃カメラでも死亡率の減少効果があったため変更となったようです。これはあくまで死亡しない程度に進行している胃がんを探すのに有効なわけです。
ピロリ菌のいる胃( or いた胃)に関しては胃がんが発生しやすいのは明らかです。1年毎の胃カメラを継続すれば、まず早期がんの状態で発見できるため、ピロリ菌の感染歴のある方では1年毎の検査が望ましいかもしれませんね。
WEB予約でも胃がん検診の胃カメラを予約いただけますが、コメント欄に『胃がん検診』と一言お願いします。
採血にて腫瘍マーカーであるPSAを測定することで前立腺がんを発見します。他のがんでは腫瘍マーカーで早期のがんを発見することは通常困難ですが、前立腺がんに関しては可能です。『採血でがんを発見できないか…』と尋ねられることがよくありますが、現時点では前立腺がん以外には通用しません。
これはいわゆる胃がんのなりやすさを調べる検査です。今年度39歳になる学年の方が対象です。500円でピロリ菌の有無や胃の荒れ具合が判定できます。
内視鏡検査や手術にたずさわる多くの医療スタッフからの質問で最も多いのがこの『ピロリ菌の検査ができないか?』です。保険診療の中で検査するには胃カメラとセットでしか検査できません。
保険診療ではなく自費診療で高いお金を払ってピロリ菌の検査だけするか、保険診療の中で検査するけど胃カメラもついてくるか…。みなさん悩みどころなわけです。
ABC検診は39歳になる人、と対象は限られますが、胃カメラをせずに安価にピロリ菌の検査ができます。ピロリ菌の検査は一生に一度で良いので、受けておくと今後の胃の検診に対する見通しをたてることができますね。
電話でのお問い合わせは
TEL 0761-57-0097
午前9:00~12:00 午後14:00~18:00