禁煙外来を始めました
2020年5月より禁煙外来を開始しました。
コロナ騒動による不景気の影響もあり固定費の見直しが推奨されています。タバコは1日1箱吸う人の場合、1年で約15万円の固定費がかかります。
下記に禁煙外来の費用も記載がありますので禁煙による固定費軽減や健康のためにも禁煙を決意された方はお気軽にご相談くださいね。
喫煙習慣は、「ニコチン依存症」という病気と考えられています。そのため一定の条件を満たせば、だれでも健康保険を使って禁煙治療を受けることができます。
①禁煙外来にかかる期間
健康保険を使った禁煙治療では、12週間(約3か月)で5回の治療を行います。
治療スケジュールは以下の通りです。
貼り薬(ニコチネルTTS)
飲み薬(チャンピックス)
②禁煙外来の金額
3割負担 | 1割負担 | 自費(全額負担) | |
---|---|---|---|
ニコチネル | 約13,000円 | 約4,300円 | 約43,000円 |
チャンピクス | 約19,000円 | 約6,300円 | 約63,000円 |
・金額には、禁煙外来の診察代・処方箋代・処方薬代が含まれます。
・12週間(計5回)の診療費用の合計(目安)です。
・69歳までの方は3割負担、70-74歳の方は2割負担、75歳以上の方は1割負担が一般的です。
③保険診療の条件
初回の診察で、次の4つの条件を確認します。これらの条件にあてはまれば、健康保険を使って禁煙治療が受けれます。
- ただちに禁煙しようと考えている
- ニコチン依存症のスクリーニングテストが5点以上
- ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上
- 禁煙治療を受ける事を文書により同意していること
※※過去1年間に同様の保険を使用した禁煙外来で禁煙治療をおこなっていないことも条件です。
④各治療の特徴
貼り薬(ニコチネルTTS)
貼り薬の長所
①貼るだけで使い方が簡単
②1日中効果が継続
③食欲を抑制する作用があり、禁煙後の
体重増加の軽減が期待できる
④健康保険が適応される
⑤人に気づかれにくい
⑥突然タバコを吸いたくなったときは
ニコチンガムを併用できる
貼り薬の短所
①肌荒れ、びんかん肌の人には
合わないことがある
②汗っかきの人、スポーツをする人は
使いにくい
成功しやすい貼り薬(ニコチネルTTS)の使用方法
①期日を決めて一気に禁煙を実行しましょう
②必ず5回、外来を受診しましょう
③吸いやすい「行動」を把握しましょう
④喫煙のきっかけとなる「環境」を改善しましょう
⑤吸いたくなったら代わりの行動をとりましょう
飲み薬(チャンピックス)
内服薬の長所
①飲み薬で使い方が簡単
②ニコチンを含まない
③禁煙後の禁断症状だけでなく、
喫煙による満足感も抑制する
④循環器疾患のある人でも使いやすい
⑤健康保険が適応される
⑥肌の弱い人にも使用できる
内服薬の短所
①突然タバコを吸いたくなったときに対処できない
②医師の処方箋が必要
③服用中は車の運転を控えなければならない