寺井町の内科・消化器内科・内視鏡内科・肝臓内科クリニック

コロナ禍における当院での胃カメラの工夫

 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)蔓延に伴い当院においても約2か月間内視鏡診療を休止していました。2020年6月より胃・大腸カメラを再開し、その後もより感染リスクの低い胃カメラを検討してきました。

 

 

 胃カメラ中よく出る『おえっ』、『げふっ』といった動作は咳をしたような状況となりエアロゾルが発生しやすいですね。

 

 

 日本内視鏡学会が提案している下記のようなガウンやフェイスガードといった様々な感染対策をしながら検査を行いますがやはりそれでも不安が残ります。

 

 

 試行錯誤を重ね、当院では下記の写真のようにマスクをしながら胃カメラを行うといった形にたどり着きました。

 

 

 クリニックですので、このような工夫でどこまでエアロゾルを減らせるかの検証はできません。
 下図のようなイメージを期待しています。

 

 

 マスクが肌に接触するので患者さん側の不快感を心配していましたが、
 ここ10例ほどの感想ですが、わりと閉塞感やマスクの接触する違和感は気にならないと仰っていただけますね。コロナのおかげかマスクをつける習慣が増えているためかもしれませんね。

 

 

 準備はいたって簡単です。内視鏡が通るマウスピースに付属している羽の部分が通るようにマスクに切れ込みを入れます。
 2個の切れ込みにマウスピースの羽を入れればマスクが固定されます。



 

 

 マウスピースがマスクにはまれば、最後にマスクの中心にカメラを通すための切れ込みを入れます。

 

 

 手袋をして消毒されたマウスピース、新品のマスクを使用し1個づつ丁寧に仕上げます。クリニックですので1件1件の検査に向き合う時間に余裕があります。だからこそでできることかもしれませんね。

電話でのお問い合わせは
TEL 0761-57-0097
午前9:00~12:00 午後14:00~18:00

 

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